秋晴れの昨日、5回目の藍染め教室に行ってきた。前回は、天気が悪く藍の状態があまりよくなく、染められなかったので、今回は絶好の藍染め日和だった。
まずは、インド藍の染液のチェックから。pHを上げるために、消石灰を加え、藍瓶に入った染液をかき混ぜ、さらに還元剤のハイドロサルファイトを加え、かき混ぜる。インド藍の色素は、前日に追加したとのこと。
この際、かき混ぜる棒で藍瓶を叩くと音で染液の状態が判断できるという。何も加えなかった状態の藍瓶の音と、消石灰やハイドロサルファイトを加えた後では、確かに違ったようだった。音が高くなる感じ。染液のベストのpHは、11.5。よい藍染め液の判断は、染液の表面に泡が出来ていること。何も加えない時は、表面に泡も出来ていなかった。染液の表面の薄い膜の下に、深い緑色の染液が見えたらよい状態らしい。
染液の表面に紺色の泡が出来た状態
染液の用意が出来たら、前回絞った作品を水に漬け、藍染め液で染める。それぞれの作品で、染める回数は違うが、最低7回くらいは染液に漬けて、染める作業を繰り返した。
折り重なった布の中にも、染液が染み込むように、布を動かしたり、染液から取り出して酸化させるために、布を広げ放置したり、納得のいく濃さに染まるまで、この作業を繰り返す。
今回の作品で気に入ったのは、『板じめ』。針を使わず、布をジャバラに折った後、三角形になるように折り、それを板を使って絞るやり方。布のどこの部分に板を持ってくるかで、染め上がりの状態も変化するので面白いと思った。
次回も天候に恵まれますように☆
手紡ぎの綿の布を「板じめ」に