藍染め教室 4回目 | のんの日々

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 昨日の藍染め教室は、いろんな人が来ていた日だった。いつも通り、ブライアンさんちに着くと、竹細工の道具が置かれていた。織の生徒さんたちが、『ふわり』という道具を作るためのようだった。相変わらず、凝り性なんだから(笑)

 『ふわり』というのは、綛糸(かせいと)を掛ける道具で、関西では五光とも言うそうだ。
以下のサイト参照にしました。
http://209.85.175.104/search?q=cache:iTsWaSrUX0kJ:beniwo-to-rintarow.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_c9d3.html+織 道具 ふわり&hl=ja&ct=clnk&cd=7&client=safari

 天候も小雨で、藍瓶の藍の状態もあまりよくないというので、絞りの作業を中心に行った。

 昨日の教室で驚いたのは、生徒のOさんだ。80歳くらいかと思ったら、90代でした(笑)ブライアンさんから、Oさんに『鹿の子絞り』を教えるように言われ教えたけど、「最初はこのおばあさん、本当に出来るのかしら?」と不安に思ったが杞憂だった。ご高齢だし、歯が抜けてて話される言葉も聞き取りにくいし。
 
 だけれども、彼女の頭の中には表現したい絞りのデザインもあり、絞り方も慣れてくると、すごい集中力で『鹿の子絞り』を仕上げていった。

 お昼近くになると、Oさんが台所でささっと『すいとん』を作ってくださり、みんなにふるまってくださった。恐るべし、おばあさんである。

 絞りの後は、繭を入れた鍋に火をかけ、中のサナギ出しの作業も行った。私は、サナギに抵抗があり、かなりひきながら・・・。次第に慣れるとのことでしたが。

 駅までの行き帰りの車中では、ドル崩壊により、北米にユーロ圏と同じような新通貨アメーロ(Amero)が登場する可能性があるお話しもブライアンさんに伺ったりで、今後のアメリカの経済のことも知っておかなきゃなぁ、と思った昨日でした。


綛糸(かせいと)が『ふわり』に掛かった状態


Oさんが作って下さった『すいとん』


繭からサナギを出す作業